ホームページの「品質」とは何ぞや?
ホームページ制作会社のホームページを見ていると
「高品質のホームページを制作します!」といった
文言をよく目にします。
さてさて「高品質なホームページ」とは一体全体何でしょうか?
例えば電化製品で「高品質」と言ったら、例えば
「壊れにくい」とか「工作が丁寧」とか「デザインが秀逸」とかが
考えられますが、ホームページの場合ではどうでしょう?
デザインが秀逸というのはまあ、「高品質」と
言えなくはなさそうですが、
「壊れにくい」とか「工作が丁寧」というのは
どうにも当てはまらないような気もします。
そもそもウイルスにでも攻撃されない限り
ネット上では経年で「ホームページのデータが破損する」
と言ったことは考えられません。
「美しいHTML文書」というのはありますから
「工作が丁寧」というのはちょっと当てはまるかもしれませんが、
まあ、依頼をしたクライアントにはほとんど関係ありません。
「高品質」=「高価格」というのが一般的ですが、
「デザインが秀逸」と言っても、あくまでデジタルの商品ですから
簡単にコピーが可能ですし、そもそも一般的な商用利用の
ホームページに、惚れ惚れするようなデザインが必要か?という
素朴な疑問もあります。(ダサいのは問題外ですけど)
こう考えていくと、「ホームページの高品質説」というのは
甚だ疑問なわけです。
ですからホームページそのものの品質ではなく、
「制作する目的に限りなく近づけるホームページ」が
「高品質」と言えるんだと思うんですけどね。